2022年06月03日更新

あると便利な住宅設備なくてもいい住宅設備

快適に過ごしたいと考え、様々な設備を導入したもののいらないものも多くあります。いらない住宅設備には、ロフトや床下収納がまずあげられます。ロフトはおしゃれなイメージがあり、隠れ家的な空間ができることから見られたくないものを収納する、部屋がわりに使用することもできますが、意外と使いにくい収納スペースでもあります。

ロフトは部屋ではないため十分な高さがあるわけではなく、さらに部屋の上部に設置されることから何かを運び入れる場合、梯子を使用しなくてはなりません。重たいものを運ぶ場合大変不安定であり、危険です。さらにロフトは構造上屋根の下部分に位置するので夏場は暑くなり、快適に過ごすのが難しくなりますし、小さな子供の場合は落下する心配もあります。高齢になった場合、梯子の上り下りは大変難しく、結局何も使用しないまま空間だけが残されるようになるので、ロフトを検討している場合は十分に考えなくてはなりません。

このほかいらない住宅設備に床下収納があります。新築マイホームでは床下点検口と兼ね備えていることが多く、この場合は設置しないといけないのですが、そうでない場合、必要ありません。設置する理由は梅干しなど長期間熟成させるものを保管することにありましたが、開け閉めする機会はほぼなく、その上に物を置いてしまうと使い勝手が悪くなります。また重いものを入れた場合取り出しにくいほか、掃除がしにくい点もデメリットです。設置するならば場所に注目し、掃除がしやすい形状にすることが大切です。

あると便利な住宅設備に、室内干し用の部屋があげられます。パントリーやサンルームと似ており、季節を問わず室内で洗濯物を干すことができます。天候に左右されることもないですし、花粉症の時期には花粉を付着する心配もありません。日の光を利用して布団を干すこともできます。似たような機能に浴室乾燥機もありますが、浴室の場合布団など大型のものは干すことができないので、両方設置しておくと大変便利です。

このほか便利な住宅設備に床暖房があげられます。空気は性質上温かい場合上の方にたまります。そのため暖房をつけたとしても足元は寒いことが多く、十分に温まりません。ですが床暖房を設置することで足元から温まり、家全体を効率よく快適にすることが可能です。床暖房には電気式と温水式とがあり、温水式の方が価格が高めになります。ですが温まるスピードは電気式よりも早いため、小さい子供がいる家庭ではすぐに温めることができるメリットがあります。